あさん堂

彼岸は、佛教の伝来と共に伝えられた文化で佛教文化の一つの行事です。それは、日本独特の文化でインドや中国にはありません。季節的にみても、春と秋の2回と言うのは、冬から春へまた、夏から秋へと分かれる分岐でちょうど昼と夜の長さがおなじになり、中道(ちゅうどう)という考え方によると、仏教的にはバランスが取れて、どちらにも偏らないという事です。
3月は、春分の日が彼岸の中日でその前後各3日間が春彼岸とされています。言葉の由来は、正確には「到彼岸(とうひがん)」と言いサンスクリット語で「パラミーター」と訳します。漢字で「波羅密多」と書き「到達」・「完成」を意味します。すなわち、「理想郷」・「極楽界」を表すのです。それに対し、「俗社会」である私たちの在る世界を「此岸界(しがん)」と言います。つまり、此岸界から彼岸界を生きながらに望む事ができる期間を言います。
また、この彼岸の時期は、此岸界に在る私たちが追善供養をすることや前功を積むことで、すでに満中院を終え彼岸界に在る佛・彼岸界に向かわれる期に在る佛、さらには私たちが極楽界や悟りの世界を望むことが出来るという期間です。そしてその節目「春彼岸」が目の前に迫っております。お仏壇にお供えもの・灯明それに御香をご用意して頂き、僧侶を招き読経を頂くことと、またお墓にも出向き先祖供養・追善供養されることをお勧め致します。


合掌

 

参考までに:
● 佛とは、イ(にんべん)は人 弗は。「○○に非ズ」の否定を意。
ゆえに、「人で非ず」と言う意味。(人で在って、人に非ず。すなわち仏)
● 般若波羅密多とは、知恵の完成。すなわち、あなたの望む満了の知恵(すべてのこと)信じて信じて目的は叶えられる。
● 般若心経とは、満了の知恵の核心を説いた経典
● 摩訶般若波羅蜜多心経とは、何と不思議なすべての思いが叶う経典か!という意。
● 「春分の日」四天王寺の西門が、太陽の沈む真西にあたるので夕日を見学に来る人が多いそうです。

 



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