我社の理念

 

 

最近 有名な方々が亡くなり、告別式や偲ぶ会等が頻繁に放映される場面を目にする。立派な弔辞、著名人らしくそれなりに垢抜けた服装、「さすが」と思わせる気の利いた念珠を左手にされている人もいる。

私も年柄、弔事ごとに接する機会が多くなった。そんな時、仕事柄かも知れないが手元に目が行く。アイロンの掛かった清潔感のある着衣、それに比べヨレヨレの房の付いた念珠。どうして?と、考えてしまう。

何も高級な品物を持てと言う事ではないが、しかし、念珠は唯一個性が表れる法具である。最近では葬儀も徐々に派手にはしなくなった。「家族葬」はその代表である。「偲ぶ会」や「お別れ会」等、日を改めて催される。根幹は義理会葬という現象ではないかと思われる。通夜の方の参列者が多いと言うのもその表れであろう。

 

そして改めて思うには、それは公民館やお寺ではなく、ホテルと言う高級感があり、ステイタス感のある場所での催しがそうさせるのか判らないが、平服であるにもかかわらず弔意を表す献花であっても左手の上品な念珠が人目を引く。親族の方も参列者の方も「さすが」と感心を持つ。

 今やっと「お別れ会」等で個性豊な念珠が日の目を浴びる・・そういう時代になってきた。個が尊重され心のゆとりが念珠と言う法具にやっとお金が使われるようになったのだと実感する。

 

 しかしながら、その実態は世の風評ではない。メーカー自身も垢抜けた個性有る念珠作り、そして責任ある商品作りがなされていない事にもあったであろう。創業何年とか歴史だけを言い、伝統と地域ブランド名にあぐらをかく、そして本物を作ってこなかった事にその責任があると考えます。つまり折角の日本の伝統と文化に心が込められていない、本物で無いところに問題があったのだと考えます。

弊社は「品質は信頼」を信条に、仏教徒それに関わる全ての人達に最高で高品質の本物の念珠を提供する。これが我社の責務であり企業としての指針であると考えております。

  

                              合掌

 

株式会社山田念珠堂

代表取締役 山田和義